2018年08月25日

東海大学でゲスト講師に

6/11.25東海大学 社会科教材論の授業でゲームが採用されました。教職を目指している学生が「教材をつくる」という学習の一環です。


1回目の授業でライフ・リテラシーゲームをプレイし、講義形式授業との違いやシュミレーションでの学びは学習者にどのような効果をもたらすのか?などを体感します。そのうえで、

・「入門!編」の続きを考えてみる
・「主権者教育」の項目をさらに追加
・バリエーションを増やす
・「みんなで話し合うマス」を入れてみたら?

などいくつかのアプローチをグループごとに1つを選び、新たな教材アイデアを考えます(2回目の授業)。そして最終日に発表という流れで、私はプレゼンを聞きそれぞれの内容を講評するという役目でした。


2週間という短い期間だったのですが、かなり練られたアイデアを披露するグループも多く感心しました。
特に「シルバー民主主義」「棄権についての知識」「投票する事の大切さ」など主権者教育を選んだグループの発表は、全部合わせたら新しいゲームできるかも?と思ったくらいです。

全体的に「大学生である自分」という視点が生かされた教材アイデアはリアルで、とても好感が持てました。私自身も楽しみながら参加でき、いつものライフリテラシー授業とはひと味違う貴重な時間になりました。


  


Posted by 加藤 千晃 at 09:10Comments(0)その他神奈川情報出張授業

2018年08月06日

法政大学で導入開始

5/30 法政大学 現代福祉学部でライフ・リテラシーの授業が実施され、1年生36名がゲームを通して社会を学びました。
学部採用されたため、今年からすべての1年生が受講することになっています。


ゲームに加え付属のワークシートも行い、アルバイトや社会人として生活するための土台作りがしっかりとできた様子でした。

「’知らない’ことへの自覚や危機感を持てた」という感想(↓)が多くありましたが、この意識を持つことがすべての出発点。授業で基礎を学んだ学生たちは、これからは自分たち自身で知識を積み重ねていけることと思います。


 【感想】

・これから先働いたり一人暮らしをするうえで大切なことばかりなのに、何一つ知っていることがなくて危機感を感じた。テキストの説明が何も分からない自分でも理解しやすい内容ですごくためになった。

・給与明細書の見方を知らなかったので、今回のゲームをやってよかったです!ゲームでやると難しい話も簡単に理解できると思いました。

・誰かが負担したお金が他の人を助けるためのお金になっていることを知った。

・仕組みを分かっていないとイタイめを見ると思いました。

・制度自体はかなり充実しているので、どれだけ制度への知識があるかで生活のしやすさや人生の選択肢が大きく変わってくると感じました。

・義務教育でもやるべきだと思います。

・知っていないといけない制度なのに全然知らなくて、きっとまだ知らないことがあるのが怖いし調べないといけないと痛感した。

・このような制度をしっかり知っておけば必ず役立つと思う。ゲームをしながらだと楽しく覚えることができた。普通に覚えるより頭に入ってきた。

・日本社会の保険制度の仕組みがより分かった。こんな複雑と思わなかった。

・まだまだ自分の知らないことがたくさんあって、一人で暮らしていたら危機迫る時が多くあると思いました。~保険~料などと言われてもいまいちわからなかったので勉強になりました。

・意外と知らないことが多く、ちゃんと勉強しないと損することがあるんだと思いました。